東方美人


新竹県
(台湾の西北部)の北埔村、峨眉村は東方美人の名産地です。ウンカ(小緑蝉)という虫にある。5月〜7月ごろ茶畑にウンカがたくさん(台湾小緑蝉)発生します。茶葉が噛まれと葉の先が枯れしまうのでせっかくの収穫がだめになって農民は泣き寝入りでした。ところが、一世紀まえこの地方のある農民は偶然、この枯れている茶葉を使用して新しい製法を発見し、まったく新しいお茶を創作しました。ウンカに噛まれた葉は免疫成分をつくり、ウンカに抵抗する茶葉の酵素成分をうまく利用し東方美人茶の独特な蜜と完熟した果実の香りが生まれるのです。東方美人は1年に1回のみ6月6日前後10日間だけの収穫。毎年、良質の東方美人ができるかどうか、新芽がでるタイミングとウンカが発生する具合で味を左右します。高級な東方美人は贅沢にも新芽と第一葉、第二葉しか使わないので手摘みは普通です。かぶれを防ぐため、真夏でも全身を覆う作業服でテキパキ仕事をこなします。木が古くなりすぎても良くないので、4〜5年に一度根から上の枝を全部切って新しい葉を成長させるとか。
新竹県の名物:新竹米粉、春雨も日本に輸出しています。
この辺の特産品である茶局蛋は一見普通のゆて卵と変わりがないが、中身はキャラメル色です。もっちりとした歯ごたえの上、芳醇な茶葉の香りを含んでいます。その製法は、まず、茶葉と一緒高温乾燥機に入れ、じっくり30時間を掛けてお茶の成分を卵に吸収させるですが、途中、時々卵をひっくり返しすることが大事、さもないと高熱では卵が爆発してしまうので職人の技を欠かせないとか。

頂烏龍茶専門店〜風雅粋人〜

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